GW後半戦 てなもんや独身ズ珍道中(その1)

1ヵ月前のことだけど、せっかくなのでUPしておこう(笑)。
また書ききれなかった「その2」があるんだけど(いつもながら長文ですみません…反省)、それはまた後日ってことでー。

5/3(木)
GW後半戦は同級生と新幹線で東京へ。
天気予報どおりの雨模様…。
本日宿泊予定の池尻大橋の宿に荷物を置いて、まずは本日、臨時開市日で場外市場で半値市が行われている、築地市場へ。
地下鉄降りたら、すんごい人。雨だからそんなに人出ないだろう、なんて高を括っていた私がバカでした。とりあえず、場内の大好きなお店、ジローちゃんのいる「米花」へ行くと、おぉぉ!行列がない!!これはラッキー♪と思って暖簾をくぐると、ジローちゃんが「オ〜ソーリー!もうね、とり丼かうな丼しかないの〜。海鮮はもう終わっちゃったの〜」とのこと…。がびーん。やっぱりここまで来たからには海鮮食べたい…。後ろ髪引かれる思いで、米花を後に。
雨がひどくなったので急ぎ足で市場を出て、とりあえずランチできるお店…とフラフラと店名も分からぬまま海鮮丼の店へ流れ込む。
2人で好みの海鮮丼を食べて、たしか2,400円くらい?まぁまぁ安いし、そこそこでした。が、やはりジローちゃんの店で海鮮丼食べたかったなぁぁぁ。

食後、雨も小雨になったので、築地から少し歩いて浜離宮へ。浜離宮からは水上バスが出ていて、そこからお台場へ行く算段。
浜離宮水上バス乗り場は、浜離宮恩賜庭園への入場料(300円)も必要。…でも、この浜離宮見学がなかなか良かった!おっきくて黒々とした三百年の松、東京湾の海水を引き入れている潮入の池、大名屋敷の名残を残す美しい池や庭園の向こうには近代的な高層ビル群…東京の奥深さを体感できる庭園ですなぁ。

散策後、ほどなくしてお台場行きの水上バスがやってきて、いざ乗船!
天気は悪いけど、やっぱり水上バスはテンション上がるわ〜〜〜!東京来たらみんな水上バス乗ってみるといいよ!浜離宮からお台場までは約20分ほどで到着。

お台場なんて何年ぶりだろう?たぶん10年は軽く来ていないと思われ。
フジテレビの裏の方とか、だいぶ景色が変わったなぁ。とか思いつつ、目的地のヴィーナスフォートへ。

なぜわざわざヴィーナスフォートかといえば、大好きな「SOU SOU」でお買い物をするため!
「SOU SOU」はもともと京都のショップで、普段お買い物をするのはネットショップ…小物はいいけど、洋服や靴は試着して選びたい…という地方在住ファン心理ゆえの情熱。。。いい歳してなにやってんだか(汗)。
でも、行って良かったわー!友人と二人、あらかじめ目星をつけていた商品を試着してテンションが上がり、あれもこれも…と買い物三昧。日頃のストレスも吹き飛ぶって話ですわ。はー、楽し♪
帰り道、ガンダム好きの友人はダイバーシティ前で目の色変えてバシバシとガンダム撮影に没頭。つられて何故かよくわかんない私もガンダム撮ってみた…。

後姿がかっちょええ。下腿三頭筋(ふくらはぎ)が美しい!
帰りももちろん、水上バス
帰りはお台場→日の出桟橋
日の出桟橋から東京タワーまで歩いて(結構遠いね…)、夜の東京タワー見学。
やっぱり素敵だわー、東京タワー♪グッとくるシルエット。

…なんてうっとりしているうちに、東京に住んでいる同級生との待ち合わせ時間が迫る!急いで展望台をぐるっとして、神谷町から地下鉄に乗って、待ち合わせ場所の中目黒へ。
無事、同級生と落ち合えた安堵感もつかの間、ここで宿にチェックインが遅れる旨連絡すると、「当館は深夜12時半が門限となっております。1時を過ぎますと完全施錠となります」とのこと…がびーーーん。じゃらんにそんなの載ってたっけーー?(涙)
というわけで、この歳で門限に悩まされることになるとは。。。せっかく集まってくれたお友達、申し訳ない…。
そんなてんやわんやがありつつも、おいしい和食での宴。いやぁ、美味しかったなぁ♪うにめし、さいこー!

うにがね、クリみたいに甘いの!ごはんとお酒がこんなに合うの、知らなかったよ〜。さすが飲食店を営むTさまチョイス!しびれるわぁ。
それにしても、1月の同級会に参加しなかったらあり得なかった面々との宴。。。中学時代の自分にこのメンバーで飲むことになるぞ、と伝えたら「絶対ありえない!100%ない!未来の自分の嘘つき!」と罵倒されるに違いない…(笑)。
不思議な縁だねぇ。いやいや、この縁に感謝だよ、ほんと。

金沢ひとり旅(2日目)

はい、金沢の旅2日目です。またしても…長文過ぎる(笑)ので、お時間のある方だけ、どうぞ。。

4/29(日)
8時起床。昨日、鶴来で買ったパンの残りを食べつつ、今日はどこへ行こうかと思いをめぐらせる。これ、一番楽しい時間ね。
時間はたっぷり夜9時の夜行バス出発まである!
とりあえず、まずは日本海の海の幸を堪能するため、近江町市場へ!ひととおり市場内を見てまわり、「その場で食べられます」の文字に我慢できず、岩ガキとボタンエビを!その場で!ツルッと!チュチューッと!
ふはぁーーーうまひぃーーー♪(*´∇`*)
自分だけ堪能するのもアレなので、岩ガキ、アワビ、もずく、ホタルイカ沖漬けなどをまとめてクール便で送る手配も完了!しかし、岩ガキ6つで400円は安かったなあ。もっと買えば良かったー。

次は、武家屋敷の町並みが残る香林坊エリアへ。
バス停がある表通りは、近代的なビルにブランドショップやセレクトショップが軒を連ねているのに、ちょっと裏通りに入ると、まるで時空を越えたような武家屋敷が並ぶ風景に出会う。

そこから少し歩くと普通に民家があったり病院があったり小学校があったり。本当に不思議な町! 付近には行きたかった古本店やオサレなショップがあるのだけど、昼前でどこもまだオープン前…。仕方ないので夕方また来ることに。

さて。
金沢にせっかく来たのだから、あそこも見ておくか…というわけで、金沢観光のど定番、兼六園にも行ってみた。感想…まあ、こんなもんか(笑)。

私的には、隣の金沢城のほうがいいなあ。天守閣はないけどねー。城は好きだ。
金沢城の公園を突っ切ってとことこ歩き、本日のランチは尾張町の「食事・喫茶 ニワトコ」へ。
週変わりのお昼ごはんは1000円。豚バラと新たまねぎの炊き合わせ、小鉢2種、ごはん、味噌汁、ドリンク。店内は写真撮影禁止なので画像がないのが残念だけど、ほーんと、美味しかったなあ。カフェめしにありがちな気取ったところがなくて、しみじみ体が「おいしーい♪」と感じる品々。ほろほろ口の中でとろける豚バラと新たま、添えられた山椒の葉もいいアクセント。とてもやさしい味わい。「ごはんはおかわりできます」とのことだったので、遠慮なくお代わり♪お店の雰囲気は、映画「かもめ食堂」みたいなシンプルで素敵なの。近くにこんな店あったら通うなー。

次はこの日、近くで開催されているらしい、一箱古本市へ。

町屋の隙間を縫うような路地裏の坂道を降りていくと、にわかに賑やかな一角が。主計町の源法院という小さなお寺の境内に、本や雑貨などを詰めた箱がずらり。どれどれ…と私も箱を覗くと、好みのファッションやサブカル関連の本があり、手を伸ばしてみる。「お客さん、おしゃれさんやねぇ」と箱の主。「いやいや、んなことないんですけどぉ、ちょっと好きで…」「あら?どこから来たん?」「(はっ!!アクセント油断してた…)ふ、ふぐすまです」「え、なにで来たん?」「高速バスで…今夜帰るんですけど」「あら〜。今朝バスの事故あったばかりよ、気をつけてねぇ」…という感じで会話が生まれ、和やかなひととき。いいねぇ、こういうの。会話が弾み、思わず本を2冊も購入(しまった…重い…)。

続いて、本日のメインイベント!『福光屋』で蔵元見学!
…しかし、中心市街地から少し離れているので、周遊バスのルートでは行けない。とりあえず、バスの本数の多そうな21世紀美術館近くまで戻ってはみたものの、どのバスに乗っていいのか右往左往。
悩んでいたその時、やってきた「金沢ふらっとバス」の運転手さんに思い切って「あのぅ、すみません!福光屋さんに行きたいんですけど、どのバスに乗ったらいいですか!?」と聞いてみた。「え?福光屋?……あぁあぁ、あそこね、このバスで行けますよ」おぉぉ!またしても偶然!恥ずかしがらず、聞いて良かった〜。
金沢は「周遊バス」やら「100円シャトル」やら「ふらっとバス」やら普通の路線バスやらいろいろ走っているので、目的地へ行くバスとバス停(周遊しているから同じ道でもどっち側のバス停で待っているかも重要…)をチェックしておいたほうが良いかも。
他にももっとスムーズに行く路線バスもあったようだけど、この「ふらっとバス」どこまで乗っても100円だし、普通のバスじゃ通らないような道も通るので大変面白い。常連と思しきばあちゃんと運転手さんの「あら、久しぶりやねぇ」というのんびりした会話もほほえましい。そうこうしているうちに、目的地付近のバス停。「ありがとうございました!助かりました!」と降りようとすると、「福光屋さんは、この先の信号渡ってすぐ、あの建物だから。いってらっしゃい」と運転手さん。バス停でしばし、じぃ〜〜ん(; ;)もぉ、金沢大好きだーー。
さぁ着きました、福光屋!前日、蕎麦とともに味わった「加賀鳶」もここのお酒。あぁ、楽しみすぎる。
予約していた時間より早く着いたので、お店の奥のカフェスペースで「酒かすアイス最中」をオーダーしひと休み。いやぁ、これがまた上品でなめらかで、舌ごととろけてしまうようなおいしさ♪一緒に出された加賀棒茶で喉を潤しつつ、ひと口、ひと口、大事にいただく。なんて幸せ。

さて、今回の酒蔵見学は、蔵の中を見られる「蔵内コース」の期間外だったので、DVD鑑賞と仕込み水の案内と試飲ができる「お気軽コース」。「3日前までの予約が必要」とちょうど3日前に気付き、慌てて申し込んだところ、快く受け入れてくれたのだ。しかもこの日予約していた方がキャンセルということで、この時間の見学は私ひとり!金沢店の店長さんを独り占め!(山添さん、ありがとうございました) 純米酒いっぽんにこだわる「福光屋」さんの心意気が伝わるお話を聞いて、敷地内の地下に流れる「百年水」と呼ばれる仕込み水の湧出口などを見学。そして…待ってました!!試飲ターイム♪
3種類のお酒とおつまみ(あけがらし、豆腐の味噌漬け、ふぐの子粕漬け)少々、そして和らぎ水としてさきほどの「百年水」がテーブルにずらり♪

では…
●その日絞ったばかりの生酒は、ぷちぷち口中にはじける若さいっぱいの濃ゆーい味わい!ひゅーーフレッシュでうまいぜーー!
●加賀鳶 純米大吟醸、しかも絞りたての生原酒!もう有無を言わさぬ納得の飲み心地!旨みたっぷり!うまくないわけがない!
 大吟醸の香りをたちやすくするという、グラスの底がとんがっている専用グラスでいただきました。「専用グラス」というだけで酔いが回るね!(笑)
●酒蔵限定の福正宗 純米大吟醸は、1年もの。他の2つがしぼりたてだったので、これはどっしり落ち着いた感じ!1年の違いで、お酒の雫の色も口中に含んだ時に立ち上る香りも、全然違ってくるのだねぇ。しみじみ、うまーーーーい!
いやぁ、ホント幸せ。ここでしか味わえないものばかりいただいちゃった♪
ほろ酔い気分で、続いてはお土産探し!どのお酒にしようかもう悩んで仕方ないので、いろんな純米酒がセットになった「ちょいボトルセット」(酔うとさらに面倒臭がり屋になるらしい…)と、ホタルイカの干物を(お土産屋さんで見たより安かった!)。あと、旅行前から買うと決めていた「一升瓶トート」を購入。
福光屋」の山添さんはじめ、美人揃いのスタッフの方々にも親切にしていただき、気分よく本日のメインイベント終了〜。
さて、また市街地へバスで戻ろうー!
この時点で3時半。時間があるので、ひがし茶屋街の散策に。

でも、ここ行っておいて良かった!武家屋敷の町並み以上に異空間だわ。今まで比較的マニアックな金沢まち歩きをしていたので、ここでは普通の観光客のテンションで、お麩の店や金箔コスメの店、和雑貨の店などをめぐってお買い物三昧。
和雑貨「今日香」…姪と甥に、キャンディみたいなかわいいお箸を。母にチョコレート型お香立てと初夏らしいお香を。
●加賀麩「不室屋」…麩焼きの中に汁の具が入っている「宝の麩」と、メープル味の「おやつ麩」←これ、うまい!
●茶屋美人…「箔座」のコスメショップ。パッケージもかわいい商品いろいろあって、見てるだけで悩むー!
●くるみや…ここで売っている金沢オリジナルのてぬぐいがとってもかわいい!
…などなど、おすすめのショップいろいろ。いやー、また行きたいわー。

夕方。午前中行ったときにはまだ開いてなかった、香林坊のショップへ。
オヨヨ書林サブカル系の蔵書も多い、古書店
●Rallye…ミナペルホネンも扱っている、ファッションショップ。自社音楽レーベル「Rallye」のCDもあり。
●Gloini…ヴィンテージなどオシャレな雑貨が並ぶハイセンスなショップ。かわいい革靴あったけど、サイズなかった。残念。
「Rallye」では、友達の友達(ややこしいな…)の「eccomin」さんが作っているニットのアクセサリーも!ちょうどその日、eccominさんのヘアゴムをつけていたので、お店の方とお話の輪が♪またしても、すごい縁だなぁ。
以前、雑誌で見てかわいいなぁ…と思っていた作家さん「Delphine et Solange」のヘアゴムもあって、即購入!絶妙な布合わせが私好み!
それと、「Sunday Bake Shop」のネコのショートブレッド!すごいかわいいので、ジャケ買いならぬ、ネコ買い!

乙女な時間を堪能していたら、もうあたりは夕闇迫る午後7時。
最後に海鮮ものの晩ご飯を食べて、駅へ向かおう。ということで、歩いて近江町市場に行き、回転寿司のお店へ入店。ここまで一人旅してると、“ひとり回転寿司”もまったく平気になるもんだね…。「日本海貝三種!」「地物三種!」など回ってないお皿をオーダー。

「貝ばっか食べてるけど、まーさか当たったりしないよね〜♪」なんて思っていたら…まさかのまさか、そのまさか!
食べ終わって、駅でぶらぶら時間つぶしをしていたら…腹部に鈍痛が!やばいよやばいよ〜〜〜〜(脳内で出川の声がむなしく響く…)。
結局、バスの集合時間ギリギリまでトイレに居座ってしまう有様…。疲れてたんだな、胃も。。。
でも、神様は見捨てなかった!ギリギリでなんとか奇跡の復活!(笑)無事にバスに乗り込み、ソッコーで眠りに落ちたのでした。。。ホント、良かった…。
ちなみにバスプールでは、例の高速バスの事故翌日とあって、取材陣が数社。取材を受けている乗客や運転手の姿も。私の乗ったバスは幸い運転手さん2名体制で、安心して乗車していたけれど、やはり、あのような事故が起きると怖いなぁ。ぜひとも、安心・安全をモットーに営業していただきたい。コスト面での苦慮があるのだろうけど。。

そんなわけで、無事(?)、金沢ひとり旅は終了!自分への土産物いろいろはこちら♪

でも、無事に帰れたのが何よりの土産話ってことで!
金沢、遠いけど、頑張って行く価値あり!またいつか行くーーー!(今度は誰かと一緒ならなおさらいい!笑)

金沢ひとり旅(1日目)

まずはじめに言っておきますが、今回の旅日記、長いよ!(笑)
私の記憶記録用なので、容赦なく書きます!ご勘弁を…。

4/27(金)22:50発の夜行バスで福島駅西口出発
 去年、東京までの夜行バスでは、窓からもれる光、バスの臭いが気になって一睡もできなかった…という苦い思い出があるので、今回はかなり夜行バス対策を万全に!乗車直後からアイマスクとマスクで顔面を覆う、怪しげな三十路女…。
 ☆持っていってよかったアイテム→アイマスク/マスク(ローズの香りのするもの)/大判ストール(行きのバスにはブランケットあったけど、帰りのバスにはなかったので持って行って正解!)/ipod(エンジン音や他人のいびきを少しでも緩和…耳栓だと音を遮断しすぎて怖いので)

4/28(土)8:10 金沢駅

 朝からチェックインできる、夜行バス族にはありがたい宿泊プランのあるホテルをチョイス。そのおかげで、ホテルに入って、シャワー、歯磨き、メイクなど身支度をしてから街歩きできた♪
 まずは、白山比竎(ひめ)神社の総本山へ行くため金沢駅へ向かうが、西金沢駅までの電車を逃がす…(金沢駅西金沢駅〜のりかえ〜新西金沢駅鶴来駅〜バスにのりかえ〜一ノ宮バス停の予定だった)。途方に暮れていたら、バスプールで「白山体験村ゆき」というバスを見つけ、「白山」という文字を信じて飛び乗る…。
 そしたら!そのバスこそ、当初の予定で鶴来駅から乗るはずだったバスなのでした(1日3本しかない…)。すごい!ついてる!逆に楽チン!…神様にお導きいただいているとしか思えぬ幸運…自分でもびっくりな旅の始まり。
 約1時間ほどバスに揺られて「一の宮」到着。5分ほど歩くと白山比竎神社の参道へ。全国にある白山神社(福島市内にも上浜町にあるらしい)の総本山がここなのです。杉の古木に囲まれた参道や本殿のある境内は厳かな雰囲気で、浮き立つ旅心を鎮めてくれるよう。日本でも有数のパワースポットといわれる場所で、思いっきり深呼吸してリフレッシュ!アーンド縁結びの願掛け!

 行きのバス車窓から見た、鶴来駅一の宮 間の町並みがすごく素敵だったので、帰りは30分ほど歩いて鶴来駅へ。まずは廃線になった旧一の宮駅の趣ある駅舎と線路をじっくり堪能(鉄ヲタか…)。途中、おなかが減って「ながおか菓子舗」に立ち寄り、豆大福。これがまたうんまーい!とろんと伸びる餅と少し塩気のあるあんと豆!絶品です。さらに歩いて「小堀酒造店(萬歳楽)」へ。金沢行きを決めた時から気になっていた「萬歳楽」。その本店を偶然発見。

想像以上に素敵な酒蔵です。築200年以上という古い商家を利用した店内で、まっさきに目についたお酒が「甚」。私の名字の一文字!というわけで、試飲もせずに「これを2本、福島へ送ってください」と即決定。なんだか、この旅はすごい縁というか運命に突き動かされているように思えてなりません。
 電車の時間まであと10分!急ぎ足で駅に向かう途中、目に入った「あさひ屋ベーカリー」の看板。時間との勝負で悩みながらも入店。これまたビンゴ!デニッシュ系、ハード系、いちおしの蒸しパンと購入しましたが、どれも本当においしい!特に蒸しパンは、もっちもちのふっわふわ!ギリギリだったけど、思い切って立ち寄って正解だったわ。
 そんなパンを持ち込んで、無事11時台唯一の石川線に乗り込んで、野町駅まで。のどかな田舎町を走る石川線、良かったなぁ。

 …というわけで、1日目の午前中だけでこの盛りだくさんさ。金沢、おそるべし。ていうか、この時点でまだ金沢市内、何も見てないからね(笑)。

 さてここからは早送りで…(笑)
野町駅下車→西茶屋街→犀川沿い河原をお散歩→新堅町のオサレショップをひととおりチェック
21世紀美術館に行く途中に見つけた「更級 藤井」。吸い寄せられるように入店。ランチタイム終了間際!ぎりぎりセーフ!!
 緊張しつつカウンターに座り、ボードに書いてあったおすすめの中から、季節の変わり蕎麦「夏みかん切り」、それと…加賀鳶、冷やで!
 お酒とお通しがまず登場。お通しの水茄子のまぁおいしいこと、おいしいこと!お蕎麦が来るまでも満足のひととき♪
 そして蕎麦が供され、まずはなにもつけずにいただきます。つるりとのどを通っていくと同時に鼻腔にふわりと抜ける爽やかな柑橘の香り。う、う、うまーーーー!!続いて、塩を少しつけて。これまたそばの香りと旨みを引きたてる!最後につゆで…って、なにこれ!つゆ、すごいおいしい!濃すぎず薄すぎず、この加減が私好み!そして、どの食べ方をしても、加賀鳶と合う合うーーー♪もう、至福のひととき。蕎麦食べながら日本酒呑むって、憧れだったのよねー♪

 いやぁ、このお店を直感で選んで良かったー♪とほろ酔いの私は調子に乗って、ご主人(お若いんです、それがまた)に「福島から来てこんなおいしい蕎麦に出会えて幸せですぅ〜」なんて話かけたら、「福島からですか!私も福島には行ったことありますよ」とご主人。そこから、新野地温泉相模屋旅館の風呂のことやら、福島の地酒・飛露喜のことやら…いろいろ話し込んでしまいました。そろそろお会計を…と思っていたら、「これもご縁ですから、良かったらこれどうぞ。間違いはないお店ばかり載ってるから、これ見れば大丈夫!」と「そらあるき」の最新号をいただいてしまいました。なんて素敵なご縁なんでしょう…(涙)。金沢いい街、いい人ばかり!
●ほろ酔いのまま、「21世紀美術館」へ。

本来、この旅の一番の目的だった(はずの)「雑誌オリーブのクリエイティビティ」展…思ってたより、ショボい(笑)。パネルとバックナンバーだけか…。でも、元オリーブ少女の私、思う存分バックナンバーを読みふけり、目的を十分果たしたわ!創刊号からぱらぱら読んでて、80年代の誌面レイアウトや表紙デザインが、なんとなく弊社タウン誌の創刊当初の雰囲気と似ていて、会社の先達はオリーブあたりをお手本にしていたんだろうか…と思いを馳せるなど、なかなか有意義な時間を過ごせましたとさ。
 午前中からぶっ飛ばし続けたこともあり、有料展示は断念し、スイミングプールなど無料の展示を楽しんで、ミュージアムショップでお買い物。その後、にぎわう美術館をあとにし、ひとまずホテルに戻り、ひとやすみ。夕方、着替えをして夜の街へ繰り出すことに。
●駅からバスに乗って武蔵ヶ辻へ。「更級藤井」のご主人にもおすすめしてもらった、中古レコード屋さん「レコードジャングル」を目指します。近江町市場近くを歩いていたら、軽く道に迷いつつも無事到着。久しぶりのレコード探索!でもしばらくやってないから、腕が鈍ってる(笑)。うまくサクサク見られない(笑)。ひととおり、ロック、ニューウェーブあたりを攻めるも、特に胸がときめくものとは出会えず、やむなく店を出る。
●…となにやら美味しそうな匂い。レコード屋のすぐとなりは、「そらあるき」にも載っていた和食メインの居酒屋さん!というわけで、1も2もなく入店。カウンターで、と思ったらカウンターはあいにく満席。座敷のテーブルへ通され、寂しくひとり酒決定。しょぼぼん。でもめげません。とりあえず、地酒を熱燗で、それと「コッペの煮たん」「ほたるいかの酢味噌和え」「ナンコツ唐揚げおろしポン酢」をオーダー。

どれもこれも、ホッとする味わい♪おいしーーい♪コッペとはおそらくエイ?福島だとカスペっていうのと似てるのかな?軟骨までコリコリ♪煮凝りプルプル♪熱燗と合うー!金沢来たら食べなくちゃ!と思っていたほたるいかもすんごいおいし♪もっといろいろ食べたかったけど、ひとりでは3品が限界…。やはり、お酒の席は誰か一緒のほーが愉しいネ…。帰りがけ、「今日はどちらから?」というので「福島から来ましたー」と言うと「せっかく遠いところ来てくれたのに、お構いもできずごめんねぇ。福島、いろいろ大変やろけど、金沢でおいしいものいっぱいみんなに食べさせて、仕事頑張ってもらって、そうしてできたお金で福島の応援できるように私らも頑張るから!」とおかみさん。ありがたや、ありがたや。なんだか心がふんわりあたたかくなって気持ちが良かったので、帰りは20分くらい駅前まで歩く!それでもまだ元気だったので、駅前のフォーラス金沢を物色し、ゴールデンスプーンのフローズンヨーグルトをテイクアウトして、ホテルへ。心地よい疲れのまま、おやすみなさーい♪(ふう。やっと1日目終了だ…) つづく。

私が旅に出る理由。

去年はすったもんだがありまして、GWが目前だというのにメソメソ泣いたり、未来を悲観したりしていたんでした。
そんな私を放っておけなかったのか、会社の先輩が「GWは一緒にいわきでボランティアしよう!」と誘ってくれたんだったっけ。
あの時はそれが本当に救いだったんだよなぁ。
先輩には感謝してもしきれない。とっても。

そんなGWからもうすぐ1年。
私は金沢へのひとり旅を計画中。
東京へ行く以外のひとり旅はいつぶりだろう?
ひょっとしたら、卒業旅行のヨーロッパ以来かもしれないなぁ。

ホテルも取ったし、夜行バスの予約もしたし、ガイドブックも手に入れた!
…というわけで、この旅行での目標を書いておこう。

21世紀美術館へ行く。“スイミングプール”ではしゃぐ。ミュージアムショップでさらにはしゃぐ。
●おいしい海鮮丼を食べる。昼間からお酒を少しいただく。
●石川県の地酒を飲む。「萬歳楽」というお酒が気になる。
兼六園にも行ってみる。できれば朝、お散歩したい。
●レベルが高い、と噂の雑貨・インテリアショップをまわる。
●母の日のプレゼントに、金箔入りのコスメを購入する。
●スーパーで、地元ならではの調味料や食材を探す。

いまのところ、こんなものかな。
課題は、約9時間にもおよぶ夜行バスの往復に、自分は耐えられるのか!?…ということ。
なにかいいグッズはあるかなぁ。
耳栓とアイマスクは必要な気がする。なにかオススメがあればぜひ教えてほしいところ。

さてどうなることやら。
とりあえずまぁ、楽しい旅になりますように!

変化の時。

いつのまにやら年は明けて2012年。
いやしかし…2011年は人生初の「怒涛」という言葉を使ってもいいと思うほど、いろいろな変化が波のように打ち寄せた年だったわ。前を向いて歩くのでやっとやっとですた。
震災で被災したのはもちろんだけど、それ以降、会社が移転したり、部署異動があったり、人との出会いや別れがあったり、どどどどどどどーーーっとそれはもう否応無しにやってきたんだった。
年が明けて。
そういう変化は、必然のようにも思えてきた。
もちろん辛いこともたくさんあったけど、その分、いいことだってたくさんあった。んで、いいことからまた素敵なつながりが増えていっているような気がするのよね。人と出会うことで助けられたことたくさんあったもんなー。
辛いなぁ…って時、腐らず、諦めず、戻らず、前を向いて歩いてよかったー。そこだけは誉めてつかわそう、自分(笑)。あとは、こっからだね。さて、どうなることやら。自分にもぜんぜんわかんないけど、やるしかないよね。

そんな新年明けてすぐに、中学校の同窓会が20年ぶり(!)に行われた。
いや〜〜〜〜これがまたすごいインパクトだったんだよねぇ。久々に自分の中でバチバチバチッと化学反応が起きた感じ(←うまく伝わらないな…)。懐かしい面々と語らうことで、あの頃を振り返るだけじゃなくて、むしろ心機一転、新しい自分に出会えたような。この20年で少し心にこびりついていた角質を、少しそぎ落としたような…?(←たとえが下手…)
再会できたみんなにありがとー!だわ。

たぶん、今年も変化に富んだ一年になるんだろうな。よいことも、わるいことも。
だけど、いつでも前を向いて自分らしくまっすぐに生きていけたらいいな。

そんな自分に過去の自分から贈られた歌がこれ。
団伊球磨作曲「筑後川」より「河口」

中学3年の校内合唱祭で歌った合唱曲。先の同窓会で重行先生からいただいた合唱祭の音源を通勤途中に聴いてたら号泣しちゃった。男子と女子で対立してケンカしながらも、必死で歌ったっけ…そんな思い出があるからかもしれないけど、それだけじゃない。
大人になって改めて歌詞を噛み締めながら聴くと、川=人生なんですのぅ。上流から河口に至るまでは、水底の魚や岸辺の虫など、出会いと別れを繰り返して、川は大きくなり、川辺の人々の生活に豊かさを与え、河口でのフィナーレを迎える…と。
よくこんな難しい歌、中3で歌ったもんだよ(笑)。

「ノイズが苦手」ってなんだったんだ?

先週末は、大友良英さんの魅力にやられっぱなしだった!まいったー。
あの、普段のふにゃっとした笑顔と、ギターを弾きだした途端しゅっとする真剣な顔のギャップがすんごい…。いやいや、そういうことじゃなくって(笑)。
正直、ノイズミュージックって苦手だなーーと思ってきたけど、大友さんの奏でるギュイーーーーンッ、ギャギャーーンッって音は不思議なくらい心引かれる音だった。
私の中の「ノイズが苦手」ってなんだったんだ?
ノイズ=汚いもの、心地が悪いもの…みたいな固定観念(大友さんの言っていた“フィルター”ってのがこれなのかな)が私のなかにあったのかなー。どこで、どう、それが植えつけられたのかも分からないけれど。
だけど、金曜日の大友さんの「音の学校」、土曜日の正眼寺でのライブ、日曜日のドミューンでのユザーンとのライブを通して、その“フィルター”の設定が少し変わったように思える。
もしかしたら、パソコンでいうところの「ウイルス対策のフィルターが緩くなった感じ」なのかもしれないけれど、もしそれで良いものも悪いものもざざーーーっと私の中に入ってきたとしても、とりあえずは分け隔てなく受けとめてみて、そこから自分に必要かどうか自分が判断すればいいかな、と。
…うーむ。大友さんが言わんとしていることと、ズレてるかも知れないけれど、大友さんのギュイーーーンが鳴り出した瞬間、私の中でガッチガチに凝り固まっていた価値観、フィルターが、少しずつ緩やかに溶け出して柔らかくなっていることを感じて、とても気持ちが良かった。
それと、土曜日はソロで、日曜日はユザーンとの演奏で歌ってくれた、加川良さんの「教訓I」という曲のカバーが素晴らしかった。
大友さんは歌が苦手(小学校の頃の音楽の授業・通信簿の話、おもしろかったなー。担任の先生が私の担任と一緒でびっくりしたけど。本田先生、元気なのかしら?)だと言っていたけど、そんなことなかったなぁ。大友さんのあたたかな声がじんわり心に滲みて、泣けて仕方なかった。
その曲の一節を。
「お国は 俺たち死んだとて ずっと後まで 残りますよね
失礼しましたで 終わるだけ 命のスペアは ありませんよ
青くなって しりごみなさい 逃げなさい 隠れなさい 」
反戦歌なのだけど、これはもう、 いまの福島の状況にすごくリンクしていて。しずかなしずかな曲ですが、ずしりずしりと心に響きました。

加川良さんの動画発見したので。貼っておこう。2002年12月、加古川市民チャリティコンサートの映像だそうです。

30年前の福島にタイムスリップしたい

…だなんて、普段はあまり考えないんだけど、やっぱりこういう時代になっちゃうと、ふと昔のこととか思い出して「あの頃は良かったな〜」なんて思ったりしちゃうもんですよ。これはもうしょうがない。
で、街にクリスマスソングが流れ出すこの季節になると、ぴゅーーんと記憶は約30年前の福島駅前に飛んでいくのです。
記憶もおぼろげな幼少時代、福島駅前はホント賑やかだったんですよ。週末はおめかしして、バスに乗って「街」へ行くのが、本当に楽しみで。福島交通のバスの人工芝みたいなガサガサした緑色のシートの感触も、中合のそばのバス停に降り立った時の排気ガスたちこめる雑踏のにおいも、すごく鮮やかに覚えてる。靴は、駅前通りの「つるや」で買ってもらったお気に入りのワンストラップシューズ。妹とおそろいの服を着て、ホコ天駅前通りを歩いてエンドーチェーンへ行ってジャンケン大会!ランチは長崎屋の「おあしす」か山田の「森永レストラン」。13号線駅前通りの交差点のビルにあった、牛の鳴き声をマネしながら歩いてたっけー。もぉーーもぉーーって。
そうそう、話はクリスマスクリスマスイブの福島駅前でした。
クリスマスイブの日は、すずらん通りの「エビスヤ」か「ざらんど」、どちらかのおもちゃ屋さんでプレゼントを物色し、「中合」か「山田」の地下でアイスケーキを買って帰るのが定番。この日はおもちゃ屋さんもデパートも、本当にすごい人出で、母の手を離さないよう、母の姿を見失わないよう、必死だった記憶があるほど。
あー、それにしても「エビスヤ」懐かしいなー。私、子ども心に当時「ざらんど」に押され気味の「エビスヤ」を応援してあげないと!と思って、本当は「ざらんど」で欲しかった人形があったのに、「エビスヤ」で別な安い人形を買ってもらったのを覚えてる(笑)。子どもなのに、何気ぃつかってたんだか…。でも「エビスヤ」好きだったんだよねぇ。夏になると店先に小さなプールを出して、アヒルやカッパのぜんまい仕掛けのオモチャを出してたり、お店に入るとガチャガチャといろんなオモチャが溢れていたり。
でも、いつのまにか、なくなっちゃった。
「エビスヤ」も「ざらんど」も、「山田」も「長崎屋」も「エンドーチェーン」も、大人になった頃にはみーんななくなっちゃった。なんだか寂しいけど、こうして記憶に残っているから、いいのかなー。

そんなことを思い出させたのが、今日のこのゲームの動画。
さっき書いた長崎屋のレストラン「おあしす」のフロアにゲームコーナーがあって、そこで必ずやってたのがこのゲーム。
「おさるのかごや」。

おさるのかごやがグルーッとまわってきて、かごの中に誰が乗っているか当てる…ってだけのゲームだったんだけど、この独特の雰囲気(ちょっと怖い感じ)と音楽が好きで、飽きずにいつもやっていたっけ。
あの頃のゲーム、もっかいやりたいなー。
そういえば、「国盗り合戦」ってゲームもあったけど、あれは音が怖くて一度もやったことなかったな。どんな曲だったか覚えてないけど、とにかく怖かった記憶しかない。でも、「おさるのかごや」の近くに必ず「国盗り合戦」もあって嫌だったのよねー。