今日の「思い出がいっぱい」な一曲

大学1年の頃、音楽に精通していた4年生の先輩がいました。

先輩の朱色の「フォルクス・ワーゲン ゴルフ」に乗せてもらい、あちこち出かけたものです。
その車中でのBGMは、ジャンルは多種にわたるものの、どれもこれもがキラキラと輝き、心の琴線にふれるものばかり。スミス、アズテックカメラ、ブランニュー・ヘヴィーズ、コーデュロイ、ブーツィー・コ リンズ(!)などなど…。
先輩のゴルフは古くてボロボロだったけど、私にとってはそのBGMだけで、光り輝くスーパーカーのように感じていたものでした。
そんなある夜、みんなで海へ行こう!と夜中に出かけた時、
いつも洋楽が流れる車中に、聴き慣れない、たどたどしい子どものようなボーカルの曲が流れていました。ゆったりと、たゆたうようなメロディー。
そして、ぽつりぽつりと音に乗せていく日本語詞。

外には闇夜の太平洋。
寄せては返す波の音。
なまあたたかい、夏の夜。
情景までつい昨日のことのように思い出される曲がスピリチュアル・ヴァイブスの「MIDORI NO UMI」。

先日、偶然とあるところで久々にスピリチュアル・ヴァイブスの話題が出たので、季節はぜんぜん違うけれど、忘れないうちにここにも残しておきましょう。


tender blue

tender blue