ハイライトとARABAKIの風景。

ARABAKI、1日目だけだったけど、すーごーく楽しかった!何より天気が良かったのが幸い。暑すぎず、雨降らず、寒すぎず。こんな平穏なアラバキ、近年あったろーか…。

以下、個人的ハイライト&セットリスト(全ては覚えられないので、他サイトなど参考にさせていただきました)。

くるり
くるりアラバキに出るのって、2003年のアラバキ多賀城以来だから、8年ぶりかー。
その多賀城でのアラバキで、私は初めてくるりのライブを見たんだった。あの時は、岸田がすごく不機嫌そうで、演奏もなんだか曇りがかったような雰囲気で、「え、くるりってこういうバンドだっけ!?」と思ったような…。同行したくるり好きの友人たちも微妙な顔してたっけなぁ。ただ、その時のドラマーが加入直前のあのクリストファー・マグワイアで、「なんだ!あのバカテク外人は!?」と、ドラムばっか見ていた記憶が(笑)。
なもんで、「アラバキでのくるり」には正直、あまり期待しないでおこう…と思っていた私。しかーし、そんな心配ご無用でしたわ。なんだかまた彼らは、新しいところに一歩前進したようですよ。良かったー。
メンバーが2人から5人に増えたくるり、これはこれですごく安定感があって良いと思う。トランペット(ベレー帽の女子)が入っている、というのがいいね。ペイルファウンテンズみたい。
それにしても、くるりのライブ中、私何回泣いたんだー!?「ハイウェイ」のイントロからもう号泣。たぶん、「お祭りワッショイ」以外ずっと泣いてたな(笑)。だめだ、やっぱりくるりにゃ思い出がありすぎる。でも、それでいいんじゃないか?とも思う。思い出いっぱいあって、泣ける曲があるなんて素敵なことじゃあないか。
[セットリスト]
ハイウェイ/ワンダーフォーゲル/シャツを洗えば/旅の途中/奇跡/一歩/(ここで岸田が「朗報や。(時間余りそうだから)もう一曲できるで」と急遽)ブレーメン/お祭りワッショイ

真心ブラザーズ
ステージには、パイプイスとマイクとギターだけ。おや?アコースティック?まさか「サマーヌード」やらないなんてことないよなぁ…とか思っていたけど、フタをあけてみれば、こちらもホント、笑いあり、涙ありの素晴らしいステージ!なんつーか、円熟味が増したねぇ(笑)。ふたりともずーーっと笑ってて、演奏も、MCも楽しかったなー。
[セットリスト]
GREAT ADVENTURE FAMILY/マイバックページ/絵/うみ/サマーヌード(あぁ!やっぱ最高!!)/BABY BABY BABY(桜井さんボーカル!)/どか〜ん/空にまいあがれ

斉藤和義
もう、文句なしに格好よかった!それにしてもこの人の声は、なんてエロいんだ…。春のアラバキよりも、このじとっとした夏のアラバキの方が、この人には合うなぁ。エロさが増すわ。それにしても、歌うだろうとは思っていたけど、「ずっとうそだった」やっぱやってくれたねぇ。嬉しかったけど…生粋の福島人にとって「風に舞う放射能はもう止められない 何人が被曝すれば気付いてくれるの?この国の政府」って歌詞は、正直、複雑な思い。うーん。
[セットリスト]
サマーデイズ猿の惑星/I Love Me/ずっと好きだった(…からの〜)ずっとうそだった/歩いて帰ろう/歌うたいのバラッド(もう、後半のこの流れは泣けて泣けて仕方なかったー。最高)

ハナレグミ
「家族の風景」では、私の周りの女子たちの鼻をすする音が…泣けるよねぇ、泣かせるよねぇ。でも、その後にBoseが登場して一気に沸いたわぁ。やっぱブギーバックは鉄板(この日のスチャダラでも1曲目からブギーバックだったらしい)。
[セットリスト]
音タイム/あいのわ/大安/家族の風景/People Get Ready/踊る人たち(…からの〜)ブギーバック/Peace Tree/日々Go Go/サヨナラCOLOR(…まだ続いていたけど、ここで退散)

他にも休憩しながら聴いたクラムボンとか、しらす丼待ちながらのサケロックとか、トイレ待ちしながらの泉谷しげるとか、小走りしながらのエゴラッピンとか…ちょっとした瞬間にも、贅沢に音楽と触れ合えて、フェスの醍醐味を満喫!

夏開催はこれで最初で最後なのかな?夏のせいか、人出は例年の2割増しくらいに感じたなぁ。トイレの行列がそれを物語っておりましたわ。
来年は春かなー。またお天気のいいアラバキになりますようにー。