米沢にて(中)

小野川温泉の帰り道、「独楽の里 つたや」http://www.komav7.com/に立ち寄りました。
ここは、独楽の販売や絵付け体験ができる他、民芸品や山形の特産品を売っていたり、お食事コーナーがあったり…と、1階は観光地にありがちな賑やかなところなんですが、ここの2階にある木地玩具博物館がなかなか素晴らしかったです(人もほとんどいないし静かで良い)。

置いてあるのは、ロシアのマトリョーシカなど海外の木工玩具から日本各地のこけし・独楽まで、そんなに品数はないものの、なかなか興味深い品々ばかり。
で、中でもこの「つたや」さんの初代・蔦作蔵さんの大正時代の作品が素晴らしかった!!!
今日の写真はその初代の作品のひとつ「ひよこ売り」。
丸メガネをかけたオトボケなおじいさんが、ひよこを籠に入れて売り歩いています。ひもを引っ張ると、籠の中のひよこがクルクル回る仕掛けになっているようです。かわいいー。
その他にも「うさぎの餅屋」「きじ車」など、オリーブ少女も大好きな「鳥」や「うさぎ」といった動物モチーフの初代作の木工玩具がたくさんありました。
どれも大正時代の作品とは思えないモダンさ。北欧の木工玩具にも通ずるような素朴な雰囲気です。
蔦作蔵さん、再評価されても良さげです、これは。